子どもたちの「やりたい!」が未来を創る
- 名前
- 田嶋 杏依子
- 肩書
- お山の樂校(フリースクール)校長
- キャッチコピー
- やりたい!を育てる学びの場所
- 一言
- 不登校なんて大丈夫。糸島の山の上で、
子どもたちは自分の『好き』を思いっきり追求しています。
その笑顔があれば、きっと素敵な未来が開けるはず。
新しい学び方の選択肢を、一緒に広げていきませんか
~糸島発・新しい学びのカタチ~
私の仕事 ―お山の樂校(がっこう)―
糸島の海を見渡す山の上で、20人の子どもたちと共に新しい学びの場「お山の樂校」を運営しています。
「楽しい」という字をあえて校名に使ったように、
私たちが大切にしているのは、子どもたちが心から楽しめる学びです。
私たちの特徴 ―子どもたちの「今」を大切に―
公立の学校とは違い、私たちは時間割に縛られない自由な学びを提供しています。
国語や算数といった決まった教科ではなく、
子どもたちが「今、やりたい!」と思うことに全力で取り組める環境づくりを心がけています。
そうすると、子どもたちはものすごくエネルギッシュで、いつも好奇心に溢れているんです。
何かに興味を持った時の集中力は本当にすごいもの。
それぞれの子が持って生まれた個性の種を、そのまま大切に育てていけたらと思っています。
私が大切にしていること ―新しい教育の選択肢―
「親子で健やかであることが何より大切」―これが私の信念です。
学校に行くことは、その手段の一つであって、目的ではありません。
もし学校で追い詰められているのなら、違う選択肢があってもいいはず。
不登校や教育に悩む親子の皆さんに「大丈夫だよ」というメッセージを伝えたい。
そして、時代の変化とともに、新しい学び方や生き方を選択できる社会を作っていきたい。
それが私の願いです。
これからの夢 ―可能性は無限大―
時代は大きく変わり、個性的な生き方がより求められる時代になってきました。
今、私たちの学校で育つ子どもたちが、将来、自分らしい形で社会で活躍する姿を夢見ています。
その子なりの特別な個性が、きっと未来を創る原動力になると信じています。
「子どもたちの笑顔のために」山の上から始まった新しい学びの物語
きっかけは、我が子の小学校入学
次女が小学校に入学する時期が近づいてきた頃、
私の中で大きな思いが膨らんでいきました。
「今の効率重視の教育とは違う、子どもたちが本来持っている好奇心を大切にできる場所を作りたい」
その思いを周りの人に話すようになると、
「いいね」
「やりたい」という声が少しずつ集まってきました。
小さな一歩から、私たちの挑戦は始まりました。
手作りの学校づくり
最初は本当に何もない山の上からのスタートでした。
校舎も水も電気もトイレもない。
でも、そこには海を一望できる最高の景色がありました。
みんなで6畳ほどの小さな小屋を建て、その横にキャンプ場のような炊事場を作りました。
井戸を掘り、環境に優しいコンポストトイレも設置。
必要なものを、必要な時に、みんなで作っていきました。
「大変だったでしょう?」とよく聞かれますが、
不思議と苦労したという記憶があまりないんです。
やりたくて、楽しくてやっていたから。
子どもたちと一緒に、新しいものを作り出していく喜びがありました。
共に成長する学校
開校時はたった4人の子どもたちからのスタート。
でも、この場所で育つ子どもたちの様子を見た親御さんから、少しずつ問い合わせが増えていきました。
3年前には、クラウドファンディングで新しい校舎を建てることができました。
今では20人の子どもたちとその家族が集う場所に。
水道から水が出ることが、とても贅沢に感じられます。
これからの夢
今、私が強く感じているのは、
もっと多くの人に「不登校って、大丈夫なんだよ」というメッセージを届けたいという思いです。
学校に行くか行かないかは、選択肢の一つ。
大切なのは、親子が健やかに過ごせること。
オンラインでのお話会も始めました。
悩んでいる親子に、新しい選択肢があることを知ってもらいたい。
そして、子どもたちの可能性を信じて、
一緒に成長していける場所を、もっと作っていきたいと思っています。
Boosterと共に広げたい、新しい教育の可能性
Boosterとの出会い
これまで教育の現場で活動してきた私にとって、ビジネスコミュニティは未知の世界でした。
でも、Boosterのメンバーの方々が、自分の想いを社会に届け、
人々を幸せにしたいと熱心に活動している姿に強く惹かれました。
みなさんがビジョンを持って堂々と活動されている姿を見て、
私も今までの経験や想いをもっと多くの人に届けたいと感じるようになりました。
一人で頑張るのではなく、共に高め合い、支え合える仲間がいる。
この環境こそが、私が求めていたものでした。
2025年への挑戦
私たちの「お山の樂校」では、20人の子どもたちが毎日、生き生きと自分らしく過ごしています。
でも、まだ日本中には「学校に行けない」という理由で苦しんでいる子どもたちや、
その選択に悩むお母さんがたくさんいます。
その状況を変えたい。
「不登校で悩む必要なんてない」という私たちの実践と確信を、
もっと多くの人に届けていきたいと思います。
しかし、現実には多くのフリースクールが資金面での課題を抱えています。
新しい選択肢を提供したくても、運営の継続に不安を感じている学校がたくさんあるのです。
だからこそ、2025年は大きな一歩を踏み出そうと思います。
私たちの活動を広く発信し、共感してくださる方々とつながることで、
持続可能な支援の仕組みを作り上げていきたい。
子どもたちの笑顔を守るための、新しいカタチの応援の輪を創っていきたいと考えています。
具体的には:
- オンラインでのお話会や相談会の定期開催
- 日々の学校での様子や子どもたちの成長記録の発信
- 応援会員制度の創設
- フリースクール運営のノウハウ共有プラットフォームの構築
Boosterメンバーの皆さんへ
「子どもたちが自分らしく生きられる社会」を作るため、皆さんのお力をお借りできれば幸いです:
- 持続可能な運営モデルの構築
- オンラインコミュニティ運営のノウハウ
- 情報発信の方法についてのアドバイス
- 応援したい人と学校をつなぐプラットフォーム作り
一つの学校の成功に留まらず、日本中にフリースクールの選択肢を増やしていく。
そして、すべての子どもたちとその家族が、自分らしい学び方を選べる社会を作る。
その大きな夢に向かって、Boosterの皆さんと一緒に一歩ずつ進んでいけたら嬉しいです。